2023.10.20
世界に誇る"尾州ウール"を使った手袋
皆さん、尾州(びしゅう)をご存じですか?
尾州とは、愛知県尾張西部地域から岐阜県西濃地域一帯に広がるエリアのことで、
古くから日本最大の毛織物(ウール)産地として知られてきました。
今ではイギリスのハダースフィールド、イタリアのビエラに並ぶ世界三大毛織物産地といわれ、誰もが耳にしたことのあるような世界の名だたるハイブランドが採用する高品質なテキスタイルを生み出しています。
昨年からtet.は、その尾州地区に眠っていた上質なデッドストック生地を有効活用した革手袋のシリーズをはじめました。
シリーズスタートから大好評につき、今年もたくさんご用意しております!
どの生地も実際に尾州へ赴き、生地を見て、触れて、セレクトしてきたものです。
デッドストックの背景は、
生地メーカーがサンプル開発後に商品化されなかったものや、余剰生産により余っていたなどを、メーカーの協力・了承を得て、世に出されたもの。
尾州地区の技術とこだわりが詰まった生地たちが、数量限定、その年その年限りの生産で手袋へと生まれ変わりました。
尾州生まれの生地に合わせているのは、しっとりと手に馴染むイタリアのラムレザー。
手の平はイタリアのラムレザーをベースに、スマートフォン対応の染め加工をしています。
裏地には、上質な尾州ウールにイタリアのラムレザーという組み合わせにふさわしい、カシミヤ100%のニット裏地を採用しています。
手を入れると、なめらかで包み込まれるような肌触りです。
セレクトしてきた尾州の生地は、どれも表情が豊かで、趣深い、味のあるものばかりです。
こだわりのデザイン開発をしたものの、手間暇がかかりすぎて最終的に量産ができなかったものや、
実際に売られるとかなりの値段になってしまいそうな素材、30年ほど前に作られ、
今はもう作ることのできない製法でできた生地など、デッドストックからのセレクトならではの、一期一会を楽しんでいただけるものばかりです。