2023.11.22
カシミヤのすすめ
tet.のカシミヤ手袋は、実に色とりどり。
デザインごとにカラーバリエーションは異なりますが、装いに馴染みやすいベーシックなカラーから、
パッと目を引くアクセントになるような鮮やかなカラーまで、色数だけでも20色あります。
日本製のカシミヤニット手袋で、これだけのバリエーションをそろえているブランドは他にはなく、
ブランドデビュー時より人気が続く、tet.を代表とする商品の1つです。
そんなカシミヤ手袋のおすすめポイントをご紹介します。
今さら聞けない、カシミヤって実際どんなもの?!
カシミヤとは、主に中国、モンゴル、イラン、インド、アフガニスタンなど、夏と冬の気温差が激しい内陸部の高地や山岳地域に生息しているカシミヤ山羊の“産毛”のことです。
(これらの地域の中でも特に、冬場の気温が約-30℃にまで下がるような厳しい気候条件の地域で生息しています。)
そんな厳しい寒さから身を守るために、通常の毛の下に非常に細かい産毛が生えており、この産毛こそが、カシミヤ繊維となります。
産毛というだけあって、繊維が細くしなやかという特長も持っています。
細かい繊維がからみあうことで、空気の層ができ体温が逃げにくくなり、保温効果が高まるという仕組みです。
だからカシミヤは、軽くて、やわらかくて、あたたかいのです。
※画像提供:東洋紡糸工業株式会社
tet.のカシミヤの原料
tet.のカシミヤ手袋は、日本で最初にカシミヤを紡績した歴史を持つ老舗企業である東洋紡糸のカシミヤ糸を使っています。
世界中で需要があるカシミヤは、より質の高い毛を採取するために、現地に生息しているカシミヤ山羊と、新しい品種を交配する品種改良の取り組みが積極的に行われてきました。
しかし一方で、今でも原種のカシミヤ山羊は存在しています。
原種から採れる原料の大きな特徴は、バルキー性(ふくらみのことです)を持っていること。
通常のカシミヤ山羊の繊維に比べて、若干太いものですが、カシミヤ特有のなめらかさや、やわらかな肌触りに加えて、ふんわりとした豊かなふくらみが加わっています。
東洋紡糸が扱うカシミヤの中でも、そんな糸を採用しています。
カシミヤの風合いが損なわれないように、糸になる前の“わた”の段階で染められて、このわたが紡がれて糸になっています。
※画像提供:東洋紡糸工業株式会社
ミリ単位の微調整で実現するシルエット
そんな最高級の糸を編むのにふさわしい、手袋を立体的に編み上げるホールガーメントという編み機があります。
tet.のカシミヤ手袋は、すべてこのホールガーメントという機械を使って作られています。
私たち人の手は、親指の付け根がふくらみ、親指が前に動くような形になっています。
そういった動きにもぴったりと沿い、生地のたるみや、もたつきも少なくフィットするような編み方をしています。
それが、着用したときの心地よさはもちろん、シルエットも美しく、上品に見せてくれることにつながっています。
さらに仕上がり時におけるミリ単位のサイズ調整をしています。
構造に伸縮性があるニットにおいて、ミリ単位の調整は非常に難しいのですが、度重なる試作を経て、形作ったものです。
カジュアルなニット手袋ながら、着膨れせずすっきりとしたシルエットになっています。
折り返したままでも、伸ばしても使えるデザイン。
ダブルカフスを伸ばすことで、アウターの中にすっぽりおさまり、暖かさもプラスできます。
(※ミトンはカフスの形が異なります)
やわらかくて、ずっと触れていたくなるような心地よい肌触りは、やはりカシミヤならではです。
そんなカシミヤを贅沢に使い、シンプルで上質な佇まいに仕上げました。
豊富なカラーバリエーションから選ぶのも着用するのもぜひ楽しんでいただきたいです。
大切な人へのとっておきの贈りものにもおすすめです。