2024.11.21
軽くてダウンに匹敵するあたたかさ! KAPOK KNOT × tet. コラボグローブ
木の実由来の新素材「カポック」でものづくりを行うファッションブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」とコラボレーションした手袋が新登場!
「カポック」って何?
「カポック」とは、木の実からとれる天然繊維の名称。
主に東南アジアの熱帯地方に自生する樹木で、強い自生力ゆえに農薬や化学肥料をほとんど使用することなく、太陽と水という天然の恵みで育つ環境負荷の少ない植物です。
木の実から採取するので、木を伐採する必要もありません。
その実から取れるわたは、中が空洞になっている繊維構造によるその軽さが特長で、コットンの1/8の軽さといわれています。
さらに、この空洞が空気を多く含むことで、空気の層が湿気を吸ってあたたかくなる“吸湿発熱機能”を合わせ持っています。
そのため、木に実るダウンと呼ばれ、近年ではアウター類の中綿や羽毛に変わるサステナブルな新素材として注目度が高くなっています。
どんなふうにカポックは使われている?
木の実からとれるわたといっても、そのわたが洋服や手袋の中にそのままぎっしり詰まっているわけではありません。
実はカポックそのものは、加工の難しさからアパレル業界ではなかなか実用化されてこなかったのですが、カポックという素材がもつ可能性にいち早く注目し、素材開発に力を入れてきたのがKAPOK KNOTブランドを展開しているKAPOK JAPANさんでした。
日本の大手繊維メーカーとの研究開発の末、カポックの素材をシート状の中わたに加工することに成功。
KAPOK KNOTは、このシートを中わたに使い、薄くてふんわり軽いのに、ダウンに匹敵するあたたかさを両立するコートやアパレルを展開しているブランド。
今回のコラボ手袋にももちろん、指先の細かなパーツにいたるまで、このシート状になったカポックが使われています!
シンプルかつ機能的 -カポックミトン-
ダウンに替わる新素材ということから着想した、ふんわりコロンとしたミトン型。
シートが届いて試作をしてみると、想像していたよりもとてもスリムな厚みで、むしろミトンでは少し厚みを出すために中わたの量を増やした贅沢仕様。
それでもすっきりとしたシルエットになっています。
表地に使用したのは、KAPOK KNOTのアウターと同じ素材。
表面にほどよい立体感のある表情が特長のナイロン生地です。植物染料で染めており、植物染料ならではのやわらかな色合いも魅力。
スマートフォン操作や、細かく指先を使いたいシーンなどにも配慮し、スリットから指先が出せる構造で作っています。
すっきりシルエットとマットな質感の生地の風合いで、ミトンながらシンプルでかっこいい印象に仕上がりました。
MENサイズ、WOMENサイズ、それぞれブラックとオリーブの2色展開です。
上品なダイヤキルト仕様 -カポックグローブ-
5本指仕様は、本体には東かがわにある刺繍メーカーでダイヤ柄のキルティングを施し、上品な印象に仕上げました。
長めのカフスで手首をしっかりあたため、冷たい風が入りにくいデザインです。
表面には、人体や環境への配慮によりフッ素化合物を含まない環境配慮型の撥水加工がされた、リサイクルポリエステルの生地を使用しています。
ミトンと同じく、スマートフォン操作や、細かく指先を使いたいシーンなどにも配慮し、スリットから指先が出せる構造で作っています。
MENサイズでは、ブラック、カーキ、ブラウンの3色、WOMENサイズではピンク、ネイビー、オリーブの3色展開です。
ミトンも5本指も、内側には肌触りのいい裏起毛素材を採用。
本体は表地、中わた、裏地と3層構造となっており、風の侵入も防げる防寒仕様です。
カポックならではの軽さとあたたかさを感じていただける手袋に仕上がりました。